カメラ初心者インスタグラマーがSONYのα6400を購入するまで


カメラが欲しかったんだ
「もっといい写真が撮りたい…!」
ブログやSNSで活動する中で、
その思いはどんどん強くなっていました。


iphoneのカメラでも十分綺麗な写真は撮れるんですが、他のブロガーさんが一眼レフで撮っている写真などを見ていると、明らかに別格なんですよね。
ボケ感とか鮮明さとか…
それを羨望の眼差しで眺めながら「やっぱりブログやインスタの質を上げるならカメラは必須だな…」と考えること、はや数ヶ月。
ついに、買っちゃいましたよ。
念願のコイツを。


SONYの『α6400』を購入しました!
今回はこちらについてご紹介していきますね。
初心者が初心者に伝えたい
昨今のYoutubeやInstagramの盛り上がりから、カメラへの需要はどんどん高まっていますよね。
ぼくみたいに「スマホからカメラにステップアップしたい!」みたいに考えている人も多いんじゃないでしょうか。
しかし、いざ「カメラを買うぞ!」と意気込んでみたは良いものの…
- 圧倒的な専門用語の量…
- 何を示すか分からない数字の羅列…
- 膨大な種類のカメラと周辺機器…
まるで「一見さんお断り」と言わんばかりの難解さ。
それで討ち取られたカメラ初心者は数知れず。
そんな悲しみを減らせるように。
ぼくと同じカメラ初心者に向けて、ぼくがどんなことを調べて、どんな過程を経てカメラ購入に至ったのかをお伝えしようと思ってます。
カメラを買う目的を考える
これはカメラに限った話じゃないんですが、新しいものを買うときは
- なぜ欲しいのか
- それで何をするのか
- 何を満たしたいのか
など、簡単で良いから買う目的ってのを予めリストアップしておくのが良いです。
そうしておくことで、
後に迷うことがあってもブレずに済みますから。


逆にコレをしておかないと後悔しちゃうことが多くなるんですよね。
店員さんの甘言に惑わされて、
その場の空気に流されちゃうみたいなことはありがち…
もちろん知識のある店員さんのお話を参考にするのも大切。
でもそれで自分の目的を見失ったら本末転倒です。
というわけで、ぼくもどんな条件でカメラを買いたいのかを改めて羅列していくことにしたのでした。
欲しい画質
- ボケ感が欲しい
- 明るさも欲しい
- インスタ映えしたい
ぼくは基本的に室内での撮影しかしません。
つまりは暗い中での撮影になるので、
「明るい写真が撮りたいなー」と漠然と考えてました。
そして、インスタグラマーの端くれとしてはやはり「よくボケてオシャレな写真が撮りたい」というのは当然の思いです。


要するに、
「お部屋でとにかくインスタ映えする写真が撮りたいよ〜〜!(IQ低下)」ってことです。
撮りたいもの
- ボケ感が欲しい
- 明るさも欲しい
- インスタ映えしたい
肝心の撮影したいもの。
カメラ選びでもここだけはハッキリさせておいた方が良いですね。
実際、家電量販店の店員さんにカメラで迷ってる旨伝えると、「どんな物が撮りたいですか?」と必ず聞かれましたから。
ぼくはブログやsnsへの投稿がメインなので物撮り&ポートレートの写真が目的になります。


あとは、なんとなーく動画も挑戦したいと思ってるので、最低限動画も撮れるといいな〜とふんわり思ってました。
商品レビュー系ブロガーや、ファッション系インスタグラマーはおおよそ同じような目的になるんじゃないですかね。
そういった方には参考になる話が出来そうです。
予算
軽く調べてみた感じ、ちゃんとしたカメラを買うなら少なくとも10万円は用意したほうが良さそうでした。


本体だけなら7〜8万円くらいで買えるんですが、レンズとか周辺アクセサリーを考えると10万円は必ず超えますから。
そしてそこからはもう青天井。
拘れば拘るほど、それだけ価格も鰻登り。
ぼくの趣味であるファッションと同じように、ハマればハマるほど深みにはまっていく沼ですね…
ぼくは今後写真とか動画をちゃんとやっていきたいし、ある程度はこだわって選びたいなーと思ってたので30〜40万くらいは覚悟してました。
初カメラとしては正直20万円もあれば十分過ぎるくらいかと思うんですが…
まぁそのくらいの意気込みで行きました、ってことです。
カメラについて調べよう
ある程度自分の方向性を固められたら、次はいよいよカメラについて調べていくことにしましょう。
自分なりに色々と調べてみたので、それをここで超〜〜ざっくり!と説明します。
(むしろ詳細な説明は初心者のため不可能)
カメラの種類
「カメラってどんな種類があるの??」
もうそれすら知らないド素人。
とにかくGoogleの検索欄に疑問を片っ端からぶつけていきます。
検索結果は見てもらうとして、まぁ〜〜色んな種類のカメラがあること…


早速つまずきそうですが、そうも言ってられないので主流のカメラのみに絞って調べることに。
- コンパクトデジタルカメラ
いわゆる「コンデジ」。
レンズを装着する必要もなく、手軽さでは随一。
ただ、写真にちょっとでもこだわるならレンズが選べないので物足りない。 - デジタル一眼レフ
カメラの最上位機種みたいな感じ。
カメラの中に鏡がある。
作られてから歴史が長いのでレンズの種類が多い。 - ミラーレス一眼
デジタル一眼の本体の鏡の代わりにセンサーがついてコンパクトになったヤツ。
以前はデジタル一眼レフに画質が劣ると言われていたが、最近はほとんど変わらないらしい。
まだ歴史が浅いのでレンズの種類が少ない。
色々考えた結果。ぼくはミラーレス一眼カメラを選ぶことにしました。
理由としては、
「軽くて、ある程度手頃で、拘った写真が撮れる」という点がすごく魅力的だったこと。
最近はミラーレスカメラがかなり主流になってるみたいで、Youtuberとかインスタグラマーなど、本格的に映像を扱っている人でもミラーレス一眼を選んでいるようです。
実際、これから「カメラを買おう!」となれば、ほとんどの方はミラーレスを買うことになると思います。
カメラメーカー毎の特徴
次はカメラのメーカーについて。
カメラを扱っているメーカーも勿論たくさんありますし、それぞれ特徴も大きく異なります。
しかし、カメラ初心者からしたらどれがどう違うのかなんて全く分かるはずも無く。
なのでぼくは絶対大手メーカーから選ぶと決めていました。
オシャレニスタを目指すマンとしては2〜3番手くらいのメーカーを選んで「他人とちょっと違うアタシを演出♪」したい気持ちも無くは無いんですけどね。
それだと、何か困ったときに「使っている人が少ないから情報も少ない」という事態に陥りがち。
事ある毎に問題にぶち当たる初心者には致命的な問題。
やっぱり使っている人が多くて、ネットに情報がたくさん落ちてる大手メーカーを選ぶのが絶対安心。
そういった考えから、次のメーカーから選ぶことにしたのです。
- Canon
カメラ最大手。ここを選んでおけば間違いない、という安心感。
初心者向け機種もあるので最初の1台としても良い感じ。 - SONY
ミラーレスカメラに力を入れてる。
新機種が出るたびに向上する技術力は目を見張る物がある。 - Nikon
デジタル一眼レフが強いらしい。
どちらかというと上級者向けな印象を受けました。 - FUJIFILM
FUJIFILMしか撮れない色表現があるらしい。
オシャレさんが選びがちだそうな。
ここは結構迷いましたが、色々眺めてて「SONYが良さそうだな…」という結論に行き着きました。
その理由としては、以下の2点です
- ミラーレスカメラに力を入れている
- ブロガーやYoutuberで使っている人がとにかく多い
SONYはミラーレスカメラが主流になる前から開発に力を入れていて、ミラーレスカメラ市場では一日の長があります。
なので、ミラーレスカメラではSONYが独走状態で、その後ろをNikonやCanonが追いかけている状態らしいです。
また、長い事開発していることもあり、レンズの選択肢が他メーカーに比べて多いこともメリットですね。
そしてもう1点。
YoutubeやSNSなども使って情報収集していたのですが、SONYのカメラを使っている人が多いことに気付いたんです。
ミラーレスが強いという話もあると思いますが、カメラ界隈でSONYは新進気鋭の注目メーカーのようで。
「Canonから乗り換えました!」みたいなことをお話されている方も少なくありませんでした。
使っている人が多いということは、それに比例して情報も多くなるということ。
つまり、ぼくが大手メーカーを選ぶ理由にドハマリ。
こんな経緯で、ぼくはSONYのカメラを購入することにしたのでした。
センサーサイズについて
「SONYのミラーレスにするぞ!」と決めたはいいんですが、ミラーレスカメラでも更に細かく分類されるらしいんですよね…
もうそろそろ混乱して頭おかしくなりそ…
ミラーレスの違いは、
センサーのサイズが異なるという点にあります。
※センサーってのは、映像を受け取って画像を作る部分のこと。
カメラの心臓みたいな物で、超重要な場所。
SONYが扱っているセンサーサイズは以下の二つ。
- フルサイズ
一番大きいセンサーサイズ。
ボケの量が多く明るくて良い写真が撮れる
レンズの種類が多い。
高い、でかい。 - APS-C
フルサイズの次のセンサーサイズ。
コンパクトだけど画質は十分。
ある程度リーズナブル。
ボケ量や画質はフルサイズ に劣る
※マイクロフォーサーズという小さい規格もあるけどSONYには無さそうなので割愛
「いや、センサーが違うと何が変わるの?」
カメラ初心者の当然の疑問。
すっっっごく簡単にいうと、センサーサイズが大きいほど良い写真が撮れて、小さいほどコンパクトでリーズナブルになる、って感じ。(厳密に言うと多分間違いだし怒られそうですが、ぼくはこんな感じで理解しちゃってました)
どちらを選ぶかは目的に合わせて選ぶと良さそうです。
- 写真のクオリティ重視!
→フルサイズ - 持ち運び&コスパ重視!
→APS-C
ここは超〜悩みましたね。
最後の最後まで迷ったポイントがココでしたから…
SONY α6400を選びました
上記のような条件で色々探したんですが、
結論としてはSonyのα6400というカメラを購入したのでした。
ソニー ミラーレス一眼 α6400 パワーズームレンズキット
センサーサイズはAPS-C。
本体価格は109,880円。
(2020/07/23現在ソニーストア参照)
SonyのAPS-Cカメラの中では真ん中に位置するモデル。
初心者が買うカメラとしてもよくお勧めされています。
他の候補としては、以下の二つ。
同じAPS-Cのα6600。
本体価格は159,900円。
そしてフルサイズのα7Ⅲです。
本体価格は229,880円。
どちらもα6400よりも上位機種。
この中でα6400を選んだ最も大きな理由は、「ぼくの使い方ではα6400で事足りる」ということだったんですよね。
先述の通り、この候補の中ではα6400は最も格下のモデル。
とは言え、カメラとしての機能は十分過ぎるほど高性能なんです。
カメラ上級者からの評判も上々で、スマホからステップアップしてみればクオリティの差に感動することは間違いない1台。
つまりは、ぼくのようなカメラ初心者はこれで十分とも言えます。
実際、店頭で3台とも試し撮りした感想はまさにその通りでしたから。
もちろん他2機種が優れているポイントというのはいくつもありました。
しかし、ぼくのカメラを使う目的からすると、そこに価格差ほどの魅力を感じられなかったのも大きかったですね。
α6600との差額が約5万円。
α7Ⅲとの差額が10万円以上。
その浮いたお金で、
今後新しいレンズを買うとか。
欲しかった革靴を買うとか。
その方がきっと有意義なお金の使い方。
初めて店頭でα6400で撮った感動は間違いないものでした。
だから、α6400で絶対に満足できる。
そんな自信がα6400の購入を後押ししたのでした。


レンズってのもあったわ…
さて、購入することも決めたことだし、長かったカメラ選びもこれにて一件落着…
とはいかなかった。
というか、ここから先がより大変だったんですよね。
ぼくの意識の中に全く無かったんですが、カメラを購入するのにとても大切な要素があったのです。
それがレンズです。


そもそも、カメラの本体(ボディ)選びの話をしていたときに、ぼくの目的を満たしているかどうかって、何も話してなかったですよね?
それもそのはず。
「何を撮るか」とか、「どんな写真が撮りたいか」っていうのは、どちらかと言うとボディよりもレンズ選びの方が重要なのです。
「物撮りに向いてるカメラってどれですか〜?」なんて無垢にヨドバシの店員さんに聞いちゃってたんですが…
「それはカメラよりレンズの方が大事ですよ」〜
なんて答えられた時には、
目から鱗が飛び出たものです。
そしてこれがまた曲者だったんですよね。


種類が多過ぎる上に値段も高い…
こんな黒くて小っちゃい筒が、ブランド服のアウターより高いとか訳わからなく無いですか?
そしてまた厄介なのが、撮影シーンで適したレンズが違うらしいということ。
本当は何本も買って撮影毎に付け替えるのが理想なんだそうですが、初心者にはそんなの無理!
そしてきっと何本も持つ必要なんて無いはず。
そんなこんなで、広大なカメラレンズの海から自分の理想の1本を探すという、途方もない作業が始まったのです。
キットレンズについて
「初心者ならレンズキット買えばいいじゃん」
そう、カメラにはボディ本体だけじゃなくて、レンズがセットになったタイプがあるんです。
確かに、レンズの違いも分からない初心者ならレンズキットを購入するのも全然アリな選択肢。
しかし、ぼくのように撮影する対象がハッキリしているなら、適したものをちゃんと調べてから購入するのが良いと思うんですよね。
それに、「レンズキットは微妙」って意見も多く見かけたこともあり、レンズキットに良い印象を持っていなかったのもあります。
まぁそれを鵜呑みにするのも良く無いとは思うし、「初心者の癖に偉そうに」って感じかもしれませんが…無駄なお金を使うより自分が納得できるものを買いたかったんですね。


そんな訳で、キットレンズは購入せず、ちゃんと自分で選んだレンズを購入することに決めたのでした。
レンズの種類
まずはどんな種類があるか調べましたが、主には以下の6種類。
超〜ざっくりとした説明もつけときます
- 標準ズームレンズ
ズームできるスタンダードなレンズ。 - 単焦点レンズ
ズームできないが、明るくてよくボケる。 - 高倍率ズームレンズ
標準よりも遠くまで撮影できる。 - 望遠レンズ
一番遠くのものを撮影できる。 - マクロレンズ
虫眼鏡みたいに拡大できる。 - 広角ズームレンズ
広い画角で撮影できる。
ぼくは室内での撮影を想定しているので、遠くのものまで撮影する必要も無く、広い画角もそれほど必要ありません。
つまり選ぶとしたら「標準ズームレンズ」「単焦点レンズ 」「マクロレンズ 」のどれかですね。
ただ、最初に買うレンズとしてはマクロレンズはちょっと飛び道具的なので、
「標準ズームレンズ」か「単焦点レンズ」のどちらか、もしくは両方を選ぶことにしました。
買ったのはコレだ!
レンズについて調べ続け、
辿り着いたのはこの1本でした。
SONY純正のAPS-C用の単焦点レンズ、「SEL35F18」です。
価格は約4万円と、レンズにしては手頃。
よくボケて明るい写真が撮れると評判の高いレンズでした。
画角も人間の視界に近いくらいの数字で標準的なものだそうな。
「SONYのAPS-Cならとりあえず持っておけ」という1本です。
撒き餌レンズとも呼ばれているらしく、初心者にもお誂え。
「じゃあ買うよね」って感じで決めました。
実際軽く撮影した感じはすごく良い感じ。
簡単にそれっぽい写真が撮れます。
あと、「キットレンズは買わない!」などと豪語していましたが、結局標準ズームレンズキットを購入しちゃいました…
SONY ミラーレス一眼 α6400 パワーズームレンズキット
というのも、標準ズームレンズも一緒に買おうと思ってたんですが、こっちは色々と迷ってしまって選び切れなかったんですよね…
標準ズームレンズも事前にある程度調べていて、評判が良かった以下二つのレンズを候補として挙げていました。
ソニー純正の「SEL1655G」。
TAMRONの「TA28-75DI3RXDA036」。
しかし、それぞれ価格が高かったり、フルサイズ用でデカかったりと、「最初の1本としてはどうなのかな…」と決断できずに売り場で長い事ウンウン悩んじゃってたんですね。
そんなぼくを見て店員さんが一言。
「とりあえず標準ズームレンズキットも併せて買うのもアリですよ〜」
天才か?
ボディ単体と標準ズームレンズキットの価格差って、実は1万円程度のもの。
キットレンズのクオリティ自体は微妙かもしれませんが、間に合わせでも1万円で標準ズームレンズが手に入るっていうのはアリなんじゃないか?という考えに至ったんです。
ソニー 標準ズームレンズ16-50mm F3.5-5.6 SELP1650
実際に試し撮りしてみた感じでも、初心者目からすれば良い感じの写真は撮れそうでした。
なので、悪い選択ではないという確信が持てたんですよね。(流されたんじゃ無いと思いたい)
そんな経緯で、ぼくは最初のレンズとして、標準ズームレンズ「SELP1650」と、単焦点レンズ「SEL35F18」を購入したのでした。


大変だったけど、大満足
長かったカメラ選びも一旦決着。
アクセサリー類も一緒に買って、ヨドバシのポイントを含めるとおおよそ15万円程度で収めることができました。


その上、α6400はキャッシュバックキャンペーンもやっていたので更にお得!
当初30万円払うことを覚悟していた身としては、この金額で満足いく買い物ができて心のウキウキが止まりませんね。
そして、金額の話に限らず初めて買う本格カメラ&レンズとしてはかなり良い選択が出来たんじゃないかと思ってます。


肝心の「α6400でどんな写真が撮れるのか」っていう話をしていないですが、まぁ「素人が撮った写真なんてね…」ってことでいずれ。



以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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