Jalan Sriwijayaのコインローファー、98589をレビュー

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夏に履ける革靴

このところ急激に暑くなって、そろそろ本格的に夏の装いの準備が必要そう。

しかし個人的には夏は非常に苦手な季節ですね。。

色々理由はありますが、
その一つに革靴が履き辛いということ。

蒸れるし、見た目的にも暑苦しい印象を与えちゃうので、出来るなら避けたいところ。
革靴好きのぼくとしてはちょっと寂しい…

しかし、夏でも季節感を損なわない革靴はありますね。

その中でも、ぼくはローファーの革靴を愛用中。

そんなわけで今回は、ぼくが愛用している『Jalan Sriwijaya』のコインローファーをご紹介していこうと思います。

最高のローファーを探した

ローファーといえば、学生靴でもお馴染みのスリッポンタイプの革靴です。

"ローファー=怠け者"というくらいなので、革靴の中ではカジュアル寄りな扱い。

しかし、ビジネスでも畏まっていない職場なら全然履けちゃうし、プライベートでも綺麗目スタイルには持ってこい。

公私問わずに着用できる、
とっても万能な革靴なのです。

そして、そんなローファーを持っていなかったぼくは、「最高のローファーを探すぞ!」と意気込み始めたのでした。

ローファーの種類

ローファーについて調べる内に、"ローファーにも色々な形がある"ってことが分かりました。

定番の形は次の3つでしょうか。

コインローファー

甲の部分に入った斬り込みが特徴。
ここにコインを挟んでいたのが名前の由来だそうな。

タッセルローファー

甲についたタッセルが特徴。
この飾りによってフォーマル寄りな印象のモデル。

ビットローファー

甲に金属飾りがついて、高級感があるヤツ。
もともとレディースのカバンについていた飾りをつけたのが始まりだそうな。

ぼくはこのうち、『コインローファー』を買うことを決めていました。

理由は、
"最もスタンダードで合わせるコーディネートを選ばなさそう"だったから。

やはりここでも、シンプルスタンダード嗜好を発揮しましたね。

理想のローファーはあったけど…

買うべき形が決まったらあとは簡単。
理想のコインローファーを探すだけ。

そうして色んなブランドのコインローファーを見て回ったところ、幸いにも「コレだ!」という1足を見つけられました。

それが、J.M.Westonの180シグニチャーローファー。

ローファーといえばこれ、
とも言える金字塔的モデル。

ブランドの説明については、過去にGolfを買った際に記事にしているのでそちらをご覧頂ければ。

このローファーの魅力は、
なんと言っても完成されたようなシンプルさ。

これぞまさにぼくが求めていた1足。
こうしてぼくのローファー探しの旅は終わり…

ではありませんでした。

というのも、こちらのJ.M.Westonのシグニチャーローファー、
気になるお値段は、10万円オーバーとなっております。

高過ぎる…

今でこそ同ブランドのGolfを所持していますが、当時のぼくの感覚では革靴は高くても5万円だったんですね。

その2倍の価格とあっては、
さすがに諦めざるを得なかったです…

辿り着いたのは、Jalan Sriwijaya

J.M.Westonを諦めたあと、色んなブランドのローファーを探し回ったんですが、なかなか趣味にマッチするものが見つからず…
(いつもこんな感じで彷徨ってる)

まぁJ.M.Westonという超高級革靴と似たモデルなんて、そう簡単に見つかるはずもないですよな…

見つかるはずが…

「え、めっちゃ似てない?」

Jalan Sriwijayaというブランドについて

このJ.M.Westonとそっくりな革靴は、Jalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)というブランド。

Jalan Sriwijayaはインドネシアの革靴ブランド。
価格はモデルにも依りますが、¥30,000〜¥40,000程度です。

このブランド、コストパフォーマンスに優れていると評判でかなり人気があるんです。

どういったところが優れているかというと、一つはハンドソーンウェルテッド製法でこの価格というところでしょうか。

似たような革靴の製法にグッドイヤーウェルト製法という丈夫で優れた製法があるんですが、こちらは機械で縫われています。

対して、Jalan Sriwijayaが採用しているハンドソーンウェルテッド製法は、手縫いになるのでコストがより掛かっちゃうんですよね。

しかし、それを企業努力によって低コストで実現できているというわけなんですな。

ちなみに、手縫いになると「足馴染みが良い」「シルエットが綺麗」などのメリットがあるようですね。

同価格帯でこれを実現できているブランドはそうそう無いんじゃないでしょうか。

J.M.Westonと一緒の革?

そして、Jalan Sriwijayaが良コスパとされるもう一つの理由。

高級ブランド御用達のタンナー「デュプイ社」の革を使用していること。
※タンナー…皮を革に鞣す業者さん

デュプイ社といえばフランスの有名タンナーで、エルメスなどにも革を提供していることで知られています。

そして重要なのが、先述したJ.M.Westonもデュプイ社の革を使っていると言うこと。(今は違うのかな?)

高級革靴ブランドと同じ会社の革を使っているとあれば、革質の良さは保証されていますね。

ただし、さすがに革のグレードとかは違うようなので劣りはしますけどね…

ゴルフと横に並べてみました。
ゴルフの方が革のキメが細かい気がしますね。
(プラシーボ?)

ローファーの形がめちゃくちゃそっくりなのは、この辺りが関係してるんでしょうかね?
(使ってる革のタンナーが一緒でも、見た目がそっくりになる理屈にはならなそうですが…)

98589というモデルのローファーについて

ここからようやく愛用のローファーのお話。

ぼくが購入したのは98589というモデル名のローファーです。

改めて見てもウェストンのローファーとそっくり。

約2年間履いてきたわけですが、
もう愛着が沸きまくっております。

その愛をここで語り尽くします。

コスパ最高

こちらの気になるお値段は¥32,000+税。

J.M.Westonのシグニチャーローファー1足に対して、Jalan Sriwijayaを3足買えちゃうお値段です。


ゴルフですけど

それでいて、Jalan Sriwijayaというブランドが誇る質の高さ。
ソールの修理が可能なので何年も履けちゃうんですな。

非常に良い買い物ができて大満足です。

革質について

使用している革はカーフレザー。

新品のときは革が硬めだった気がする。
馴染むまでは結構苦労した記憶です。
(靴擦れは当たり前)

あくまで素人意見ですが革質は良いと思います。
3万円くらいの同価格帯の他ブランドと比べても、遜色ないかそれ以上。

一応根拠を述べておくと、質が良くない革って特徴的な皺が入るんですがJalan Sriwijayaの革はその皺が入らない。

手持ちの安いビジネスシューズの皺です(1万円しないくらい)
こういう深い皺のことを指しています。

対してJalan Sriwijayaは綺麗な細かい皺になってます。

履き皺の話は完全にぼく個人の判断基準なので、あくまで参考程度に捉えて頂ければ。

また、クリームで磨いてあげるといい感じに光るので、高級感ある見た目にもなってくれます。

ピカピカで良い感じ。
このルックスはで3万円はやっぱり安いと感じます。

サイズ感

ローファーはサイズ選びが非常に重要でシビアです。

紐がないので、足に合ったサイズを選ばないとユルユルになっちゃいます。
そんな理由もあって、少しキツ目のサイズを選ぶのがセオリーなんですね。

しかし、ぼくはちょっとユル目のサイズを選んじゃったんですね。

ぼくの足は、

  • 甲が低く
  • カカトが細く
  • 縦に長い

という形をしています。

かかとのフィット感を優先すると足長が足りず、足長を優先するとユルユルになる、とどっち付かず…

そこで足の長さを優先した感じです。

選んだサイズは8H。

ぼくの足のサイズはこんな感じ。
(ZOZOMAT)

Jalan Sriwijaya公式HPの靴のサイズ表記と比較してみます。

足長高さソール厚
公式HP表記(サイズ8H)27.59.27.02.5
右足のサイズ26.711.26.7
左足のサイズ27.510.86.5
引用元:https://www.gmt-tokyo.com/pages/jalansriwijaya

購入したときにはサイズの数値まで考慮していませんですが、こうして見てみるとサイズが合っているとは言えないかもですね…

実際に着用してみた感触も、おおよそ数値通りだと思います。
(ZOZOマットすげぇ)

幅はかなりホールドできている感じ。


足長については、右足は余裕あり。
左足はつま先が当たりそうなので、タンパッドを装着してます。

タンパッドについては別の記事があるので、そちらをご覧頂ければ。

甲はちょっと緩いかも。
実際数字で足りてないですからね。

数値で比較できていないカカトの着用感については、画像を載せておきます。
靴下は無印のビジネス用ハイゲージ靴下。


右足のかかとの様子。
わざと足を前に押し込んでいますが、
結構隙間が空いちゃってるのがわかります。

少し厚みが増した靴下でも見てみます。
カジュアルでよく合わせている無印良品のソックスです。


撮影が難しく、アングルが微妙に異なりますが少し隙間は埋まっているんじゃないでしょうか。(やっぱり靴下の厚みも重要ですね。)

実際履いてきて、今のところ「どこか痛い」などの異常を感じることはほとんど無いですね。

もちろん履きたての頃は硬くて苦しめられましたが…今では柔らかくなって快適です。

掲載した数値や画像とご自分の足のサイズを比較しながら、参考にして頂ければと思います。

少しだけ気になること

ちょっとサイズが合っていないという点はありますが、総合的にはかなり気に入っています。

様々なコーディネートに合わせられるのでかなり重宝している一足。
(特に、足元をちょっとスッキリ目に見せたいときに履いてる気がする)

そんな超お気に入りのローファー、1点だけ補足しておくとすればモカ割れがあることですかね。

モカ割れについて

Uチップシューズやローファーなどの革靴にありがちな問題として、モカ割れがあります。

モカ割れってのは、革の切り替えを塗った部分(モカ縫い)が割れてしまうこと。

甲の革靴が曲がる部分はめちゃくちゃ負担が掛かるので、割れてしまうのも仕方ないことではあるんですが…

Jalan SriwijayaのUチップシューズなどは割れやすいと特に評判みたいで、例に漏れずぼくのローファーも割れてしまっています。(1年以内には割れていた記憶。ぼくの履き方が悪いだけかもしれませんが…)

見つけた時は軽くショックでしたが、今では全然気にならなくなりましたね。

一つの参考情報としてどうぞ。

コスパ最高のローファーです

コスパ最高のこちらの98589モデルですが、
タイミングや買う手段を選べば、更に安い価格で買えることがあります。

Jalanは取扱店舗が多いので、クーポンやセールの対象に掛かることも多いですな。

ぼくが見てきた中では、楽天が結構安いように思いました。

ショップ毎のクーポンが使えたり、加えて楽天のポイントがえげつなく入ることがあるので「数千円安く買えた!」なんてのは結構ザラにあるので。

気になった方はちょくちょくチェックしてみるのをオススメです。

NV

以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
よければ他の記事もあわせてご覧ください。

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