靴の擦り減った踵を、シューズドクターNで修理しました
靴の踵、擦り減ってます
靴の踵って、ホントいつの間にか擦り減ってますよね。
革靴の寿命にも関るし、見た目的にも良くないという、意外と気を付けなきゃいけない問題。
しかし、救いは自分で補修できること。
ぼくの愛靴、DANSKO(ダンスコ)の踵も擦り減っちゃったので、自分で補修することにしました。
今回はシューズドクターNという商品を初めて使ってみます。
その様子をお伝えしていきますね。
靴の踵を自分で修理する方法
修理はお店に頼むのが無難なのは当然ですが、1回¥2,000〜¥3,000くらいかかるし、わざわざ持って行って預けるのも面倒。
じゃあ、自分で修理しちゃいましょう。
自分で靴の踵を補修する方法は大きく分けて以下の2通りでしょうか。
- 踵を丸ごと交換する
- 補修剤で肉盛りする
ぼくが知らないだけで「こんな方法もあるよ!」ってのがあればすみません。
革靴のような踵を丸ごと交換できるような靴であれば、パーツを購入して交換することも可能。
しかし、踵を引っぺがすのはやはり素人にはハードルが高い気がするんですよね。
なので、ぼくはいつも補修剤を使って肉盛りする方法で踵を補修してます。
ジェル状?の補修剤を削れた部分に盛って固める補修方法です。
ただ、根本的な修理にはならないし、ルックスはお世辞にも美しいと言えませんが…
- 自分で簡単に補修できる
- 低価格で靴の寿命を伸ばせる(¥1,000くらいで何足も使える)
上記のようなメリットもあるので、補修剤はとりあえず持っておいて損は無いと思います。
シューグーとシューズドクターNの違い
肉盛り補修剤はいろんなメーカーが販売していますが、有名なのはシューグーという商品ですね。
ぼくも実際に使ってます。
ただ、今回は理由があってシューズドクターNという商品を使っていきます。
瞬間接着剤で有名なセメダイン社が販売してる商品です。
これらの商品、何が違うのって話。
成分とか製造国の違いもありますが、
最も大きな違いは使える靴底の素材が異なること。
今回ぼくがシューズドクターNを選んだ一番の理由が、ポリウレタン素材の靴底に使えるか否か、ということでした。
- シューズドクターN
→ポリウレタンに使える - シューグー
→ポリウレタンに使えない
ぼくが修理したかったDANSKOは靴底がポリウレタン素材になっているので、シューズドクターNを選んだって訳です。
今までこんなこと知らずにシューグーで補修してたんですが、言われてみれば確かにすぐ剥がれて困ってたんですよね。
ベロンベロン…
「そこで気付けよ」という話かも知れませんが、各製品の公式サイトを見ても対応するソールの素材が大雑把にしか書かれておらず、非常に分かりにくいのです。。
ポリウレタンに使えるかどうかってのも、DANSKOの直営店で店員さんに聞けたので、偶々知ることができたって感じなのでした。
やってみる
現状の靴の踵の削れ具合を今一度見ておきます。
まぁまぁガッツリ削れてますね…
本当なら踵まるごと交換するのが良さそうなのですが、Danskoの店員さんに相談したところ溝がまだ残ってるから肉盛りする方が良いとのことでした。
ってことで、初・シューズドクターNの修理をやっていきます。
具体的なやり方は公式HPにも記載がありました。
自分は不器用なので、シューグーを使って綺麗にできた試しが無いんですけどね…
頑張りますよ。
準備
シューズドクターNは必要なものが同梱されている有難い仕様。
特別用意するものはないですが、セロテープはあった方がいいかもですね。
あとは下に敷く新聞紙とか。
削る
まずは、シューズドクター Nを塗る部分を同梱のヤスリで削ります。
ヤスリで傷をつけた方が補修剤がしっかりくっついてくれるから。
まぁガッツリ削る必要もなく、
ちょっと傷つけるくらいのイメージでOKっぽいです。
貼る
同梱されていたポリ板を貼ります。
靴の踵のカーブに沿うように補修剤を塗る為ですね。
こんな感じで、できるだけ隙間なくピッタリ貼るようにしましょう。
まぁでも後からカッターとかハサミで修復も可能なので、そこまで神経質になる必要もないと思います。
塗る
いよいよ実際に塗っていきます。
自分はテキトーな量を盛りながら、適宜追加していく方法でやってます。
で、ヘラで整えていく。
不器用なので全然うまくいかない…
で、最終的にはこんな感じになりました。
うーん…
綺麗にならないなーとか、
もっと広範囲に塗った方が良かったかなーとか思うところはありますが…
まぁ変に弄っても失敗しそうなので、
あとは24時間ほど放置して固まるのを待つことにします。
ちなみに、今までシューグーでしか修理したこと無かったんですが、シューズドクターNもほぼ変わらない使用感でした。
シューグーを使ったことある方なら、シューズドクターNも特に違和感無く使えそうです。
仕上がりは?
1日放置してからポリ板を外してみると…
こんな感じ。
この段階だとハミ出る部分などはどうしてもあるんですが、ハサミとかカッターで整えられます。
場合によってはちょっと隙間がある部分を埋めたり、更にしっかりと接着する為にシューズドクターNを軽く上から重ねたりしてもOKです。
最終的にはこんな仕上がり。
前後で比較してみます。
うーん、なかなか綺麗にできない・・・
(ちょっと盛り過ぎた気がします)
今回修理したダンスコは踵がカーブしてるので、普通の靴より難易度高いのですが…
まぁ普段はあまり目立たない部分だし、歩いてたら結局元に戻ると思うので、そこまで神経質になる必要もないかなと。ある程度整えたらオッケーとしましょう。
感想
実際やってみた感想としては…
今までシューグーを使ってたので分かってはいましたが、肉盛り補修剤の手軽さはやっぱり良いですね。
これで靴の寿命を伸ばせるなら、労力の投資先としても割に合ってる気がします。
靴の踵ってなかなか意識を向けられないポイントかもしれませんが、これを機に踵のケアってのも気にしてもらえれば良いかなぁと思います。