愛用のスチーム式加湿器、三菱重工のルーミストをレビュー

冬、加湿器は必須
最近、乾燥してますね〜。
乾燥は健康にも美容にも大敵。
なのでこの時期は加湿器が必要不可欠。
勿論ぼくも愛用の加湿器がありますが…


実は最近、新しく買い替えたんですよ。
そこで今回は、ぼくが愛用している加湿器『三菱重工のルーミスト』について語っていきたいと思います


やっぱりスチーム式がオススメ
本題に入る前に、
加湿器について軽くおさらい。
加湿器には以下4種類があります。
- 超音波式
超音波の振動でミストを放出して加湿する。 - 気化式
水を染み込ませたフィルターに風を当てて放出される水蒸気で加湿する。 - スチーム式
ヒーターで温めて出る水蒸気で加湿する。 - ハイブリッド式
通常は気化式、気温が低くなるとスチーム式に変わって加湿する。
この中でも、
ぼくは絶対にスチーム式が良いと思ってます。
その理由は以下の通り。
- 煮沸消毒で衛生的
- しっかり加湿できる
- 他と比べてお手入れが楽
この中でも衛生的ってのがキモかなと。
超音波式の加湿器などは、お手入れを怠っていると雑菌やカビが発生して、逆に健康を損なう恐れがあるんです。(加湿器病なんて言葉もあるほど)
その点スチーム式は煮沸消毒してるようなものなので、衛生的で加湿器病のリスクは少ないですね。
しかしその反面、スチーム式にもデメリットはあります。
- 電気代が高い
- 大抵はデザインがイマイチ
- スチームが熱いのでペットや小さいお子さんがいる家庭は注意が必要
ただ個人的には、健康のための家電であることを考えるとスチーム式のメリットを優先したい、という考えでおります。
三菱重工 roomistについて
さて本題。
先述のような考えで探したところ、
三菱重工のroomist(ルーミスト)に辿り着きました。
スチーム式であれば間違いなく選択肢に上がる、有名なヤツです。


ぼくが購入したのが"SHE60SD-K"という品番。
10畳まで対応しています。
2019年のモデルで、型落で安くなってたものをだいたい¥1,6000くらいで購入しました。(現行モデルだと¥20,000くらいかな)
ルーミストの主な特徴
今回購入したルーミストの特徴をザッと挙げていきます。
このキューブみたいなデザインが可愛くて好き。デザインも重視したいので。


色はホワイトもありますが、今回はブラックを選択。
サイズはこんな感じ。


それほど大きくはないとは思いますが、奥行きが意外とあるので場所によっては「あれ、置けない」なんてことがあるかも。
中身を見てみるとこんな感じ。


蓋は乗ってるだけなのですぐに持ち上げられます。


スチームの吹き出し口も簡単に持ち上がります。
そしてこの下にあるのが蒸発布と加熱筒。
この筒が加熱されて、布に染み込んだ水を蒸発させてスチームを発生させます。


蒸発布は茶色くなりますが、水道水の成分によるもので焦げている訳ではありません。
タンクに入る水は4ℓとなかなか大容量。


木造で10畳、コンクリートで17畳まで対応可能。
一人暮らしであれば間違いなく賄える加湿量と思います。
実際にスチームを出すとこんな感じ。
顔に当てると暖かくて気持ちいいです。


一般的に適切な湿度は40%〜60%と言われていますが、乾燥している状態(20~30%)からでもすぐにそのくらいまで加湿してくれる印象。
おかげで喉鼻トラブルが起きる気配は皆無。
非常に快適で買い替えて良かったと思ってます。
加湿量が多いとカビの心配もありそうですが、加湿量センサーが付いててスチーム量を自動で調節してくれるので問題ありません。
これはルーミストの良いところですね。


スチーム式は駆動音が大きいイメージがありますが、ルーミストに関してはぼくは気にならないレベル。(スペック表によると27dBとのこと)
シューって音はしますけども、不快感は無く就寝時もスヤスヤです。
あとプラズマイオンを発生させて空気中のウイルスを抑制してくれる機能もあるらしいですが、効果の程は正直よくわかりません…


アロマトレーもありますが、こちらは使っておりません。


スケール問題とお手入れについて
こちらの三菱重工のルーミストを語る上で、絶対に触れておかなければならない弱点があます。
それが、スケール問題。


スケールってのは、水に含まれるミネラル分(カルシウムや塩分など)が乾燥して結晶化したもの。よく風呂場の鏡に白いウロコが付いちゃうアレのことで、言っちゃえば水垢です。
ルーミストはスケールが絶対に発生するのでケアが必須。
それをサボっちゃうと…
出典:https://www.mhiair.co.jp/
このように加熱筒にスケールがこびりついて、石のように固まってしまいます…
こうなるともう買替えでしょうか。
このスケールは絶対に避けられない問題なので注意が必要。
しかし一応、
ルーミストにはスケールを抑えるための便利なモノがありまして。
それが、こちらのイオンフィルターというオプション製品。


給水タンクの蓋に取り付けることでスケールの発生を大幅に防ぐことができるんです。
イオンフィルターが無くても加湿器は動作するんですが、付けてるだけでお手入れが圧倒的に楽になるし、スケールで本体をダメにしちゃうリスクも減らせるので絶対に付けた方が良いですね。
お手入れ方法
一応、ルーミストでの具体的なお手入れ方法もお伝えしておきます。
ルーミストで日常的に必要なお手入れは以下の通り。




基本的にはコレだけ。


イオンフィルターさえ付けてれば1週間に1回程度でOKだと思います。
ただ稼働時間にもよるので、汚れたサインである「CL」の表示が出たお掃除した方が良いでしょう。


あとは本体内部の清掃も必要ですが、
それほど神経質にやらずとも問題ないかと思ってます。
これらのお掃除をサボってスケールが落としにくくなったら、重曹を使ったお手入れが必要になるとのこと。(普通はクエン酸を使いそうなんですけどね)
参考リンク:加熱筒にスケールがこびり付いた場合のお手入れ方法
個人的にはこのくらいのお手入れなら全く苦にならず、むしろ楽な方かなーと思ってます。
その他、気になる点
見た目も好きだし、
しっかり加湿できるし、
お手入れも苦じゃないし。
こんな理由から、ぼくはこのルーミストを気に入って使っています。
しかし他の方にオススメするなら、
「ココは気になる人もいるだろうな…」と感じた点についても触れておきたいと思います。
交換パーツが多くてランニングコストが掛かる
これまでの内容で察した方もいらっしゃるかもですが、こちらのルーミストは使っているパーツが多い上にそれらが消耗品なので、ランニングコストは他に比べて高くなります。
他のスチーム式だと蒸発布など不要で構造がシンプルなモノもあるので。


蒸発布とイオンフィルターはそれぞれ1シーズンでの交換を推奨されています。
蒸発布が2枚で約¥1,000。
1シーズンで¥500。
イオンフィルターが2個セットで約¥1,500。
1シーズンで¥750。
まぁ個人的には、交換するだけで長く使えると考えればあまり大きい問題と思ってません。
しかし、「色々と交換したりお手入れしたりが面倒」という方には象印のスチーム式がオススメ。
構造はまさに湯沸かしポットで、フィルターなどのパーツも不要でお手入れも内部を拭くだけ。
スケール対策はクエン酸を入れてお手入れモードで沸かすだけとのこと。
お手入れの楽さなら象印が圧倒的だと思います。
が、見た目が本当に只のポットなので、ぼくは選ばなかったヤツでした。
給水は面倒くさい
これは正直、自分も気になるポイント。
タンクの給水口が下向きになっているので、給水するにはタンクを一度取り出して持ち運ぶ必要があります。


最近は直接水を注げるものも多くなっているので、面倒臭く思われる方も多そう。
また、濡れた給水タンク持ち上げるので、周りに水が飛び散りがちなのも地味にストレス。
水に濡れたらマズいものは周りに置かないのが吉です。
(まぁそんなモノ加湿器の周りに置かないと思いますけども…)
自分にとって、本当に良いモノ
乾燥が気になる季節ということもあり、最近はSNSなどで加湿器を購入されているのをよく見かけます。
しかし大抵の場合は、デザインとか価格のみで選ばれてる印象。
それらも確かに重要ではあるんですが、個人的には「健康に関わるモノだし、もうちょっと調べてから買っても良いんじゃないかなぁ」と思ったりするんです。
先述したデメリットはあるんですが、実際に使っていてルーミストの満足度は本当に高いので、この良さは伝えていきたいと思ってます。


ただ、最近は加湿器の需要が高くショップによってはプレ値で売られてたりするので、購入時期としては微妙かも…(2021年1月のお話)
今後の加湿器選びの参考にでもなれば幸いです。



以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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