【革靴初心者へ!】就活生や新社会人におすすめな革靴ブランド7選と、革靴の選び方

就活生&新社会人向けの革靴ブランド記事アイキャッチ画像

今回は、就活生や新社会人におすすめの革靴ブランドをご紹介していきます。

革靴の基本的な選ぶ方や、ファッションブログならではの隠れた名ブランドもピックアップしていますので、よければ最後までお付き合いください。

目次

革靴を買う前に知っておきたいこと

就活生〜新社会人の方が選ぶべき革靴としては、結論から言ってしまうと

  • 黒のスムースレザー
  • ストレートチップ
  • 内羽根
  • 履き潰しにならず長く履ける製法
  • 足にフィットする木型

な革靴を選ぶべきだと思っています。

見た目的にはこんな感じ↓のやつ。

こう言われてもピンと来ない方も多いと思うんで、各項目ごとに言及していきます。

革靴の色と革質

まずは見た目でわかりやすい革靴の色と革質から。

革靴の色といったらだいたい黒か茶色になるんですが、やっぱり最初の1足としては黒を選ぶべきでしょう。

理由はもちろん最も無難な色だから。
ファッションで合わせるっていう意味でもそうなんですけど、フォーマルな場に合わせるべき色としてもやっぱり黒は間違いありません。

そして革質に関しては、一般的な牛革のスムースレザーを選びましょう。

まぁスエードやヌバックのような毛羽感のある革は選んじゃダメってことっすね。

こういう毛羽立ってる革がスエード

あとガラスレザーと呼ばれる、革靴をコーティングしたようなテカテカ感のある革もありますが、個人的にはコレは革の風合いが楽しめないので苦手。

↑ちょっとわかり辛いですが、こんな感じで妙にツルツルテカテカしたのがガラスレザー。見分け方としては、毛穴やシワがまったくないのがガラスレザーですね。

ただお手入れがラクだったり雨に強かったり値段が抑えられてたりするんで、ここに関しては好みかもです。

革靴には色々な形がありますが、最初はストレートチップがおすすめ。

こんな感じで、甲に1本の横線が入ってるのがストレートチップ

革靴は形によってフォーマル・カジュアルな印象が変わってくるんですけども、ストレートチップが最もフォーマルとされているからですね。

ちなみに、革靴の形でのフォーマル具合は、以下の左から順にフォーマル→カジュアルとなっていきます。

スクロールできます

ストレートチップ

モンクストラップ

プレーントゥ

Uチップ

ローファー

まぁ、上記の並びはあくまで目安で諸説あるみたいですが、ストレートチップが最もフォーマルであることは満場一致で間違いない

そういう意味でもやはりストレートチップは1足は持っておきたい革靴です。

羽根

"羽根"ってのは、革靴の靴紐を結ぶ部分のこと。

この羽根には「内羽根」と「外羽根」の2種類があります。

ここで選ぶべきは内羽根のタイプ
この理由も、内羽のほうがよりフォーマルとされているからですね。

まぁ本記事の趣旨的に内羽になっちゃいますけども、逆に外羽は私服に合わせる場合にはおすすめ。シーンによって選ぶべきってことですね。

製法

そして革靴の製法。

ここに関しては見た目やフォーマルさという問題じゃなく、「長く履けるかどうか?」という視点での選び方になります。

主な製法としては以下の4つがあります。

グッドイヤーウェルト製法
(https://www.union-royal.jp/how_to/)
マッケイ製法
(https://www.union-royal.jp/how_to/)
ハンドソーンウェルテッド製法
(https://www.union-royal.jp/how_to/)
セメント製法
(https://sot-web.com/column/20220815/)

ざっくり言うと、

  • 最も長く履けるのがグッドイヤー&ハンドソーン
  • 数回は修理できるのがマッケイ
  • セメント製法は履き潰し前提

という感じ。

セメント製法はとにかくコストが安く、数千円とかで売られてる革靴に使われることが多いんですが

  • 靴は健康に直結する
  • 修理すれば何年も履くことができる
  • 安物は見た目が悪いがち(就活や新卒は見た目が命)

といった理由から、革靴には投資をする価値があると思います。

グッドイヤー・マッケイの革靴だと予算2〜3万円はするけど、やはり修理できて長く履ける製法の靴をオススメしたいですね。

足にフィットする木型

そして何より大事なのが、その革靴が足にちゃんとフィットしているか、ということ。

この後おすすめの革靴ブランドをいくつか紹介するのですが、いくらデザインとかコスパが良くても足にフィットしないと健康を害する可能性があるので本末転倒です。

革靴は造られる際に「木型(ラスト)」を元にして型が取られるんですが、ブランド毎に木型が大きく異なるんで、足に合う・合わないがハッキリ分かれます。

こんなのが木型。これに革を被せる形で革靴が作られる。
出典:https://www.oriental-shoes.co.jp/%E6%9C%A8%E5%9E%8B%EF%BC%88last%EF%BC%89/

なので、革靴選びにおいては"一つのブランドにこだわらず、自分の足に合う革靴を試着して探す"のがとても重要なのです。

試着の際には、以下の項目を見ておくと良いでしょう。

  • 革は伸びるので、試着時には多少はキツいくらいがジャスト
  • ただしつま先は伸びないので、つま先が当たらないこと
  • 靴紐を締めた際に、羽根が閉じてないか(閉じてると革が伸びたときにブカブカになる)
  • 靴下は普段履く薄さの靴下で試着するのがベスト
  • 足の爪も切っておこう

おすすめブランド7選

というわけで、"長く履ける黒い内羽ストレートチップ"がおすすめってのをお伝えしたうえで、具体的なおすすめブランドを以下に挙げます。

Regal & SCOTCH GRAIN

就活生&新社会人向けのおすすめ革靴ブランドとして大鉄板の2ブランド、『Regal』『SCOTCH GRAIN』

リーガル

スコッチグレイン

ビジネスマン向けのおすすめ革靴として、必ず名前が挙がるブランドです。

あまりに有名なので、ぶっちゃけ「紹介しなくてもいいかな…?」なんて思ったりもしたんですが、、まぁさすがに挙げておかないわけにはいかないってことで。

国産のブランド、抜群の知名度、2〜3万円台という価格帯、グッドイヤーウェルト製法と共通点が多く、よく比較されてることが多いのでまとめて挙げてみました。

どちらも非常に安定感あるブランドですが、強いて違いを上げるなら、

  • リーガルは店舗数が多いので、ちゃんと試着して決めたい方に
  • スコッチグレインは造り的に耐久性が高くより長く履きたい方に

といった感じでしょうか。(もちろん細かい差はもっともっとありますが)

初めての革靴としては超無難な選択肢なので、とにかく失敗したくないという方はこの2ブランドから選ぶのがよいでしょう。

Jalan Sriwijaya

『Jalan Sriwijaya』はインドネシアの革靴ブランド。

ファッション好きの間でもコスパが超優れていることで知られるブランドです。

そう言われる根拠として、ハンドソーンウェルテッド製法を採用しながら、グッドイヤーなどの革靴と同じ価格帯であるという点

ハンドソーンウェルテッド製法は手縫いで仕上げる関係で製造コストが上がってしまうのですが、それを企業努力で限りなく低コストに収めているんですね。

革質も高級革靴ブランドに引けをとらないレベルを使用していて、価格に対する満足感が非常に大きいブランドです。

価格帯としては3万円台中盤ほどですが、ジャランスリウァヤは割とセールで安くなる機会が多いのが良いんですよねー。

特に楽天では時期によっては3〜4割くらいのポイント還元受けられたりして、えげつない価格で購入することができます。

セール価格のジャランスリウァヤのコスパは他の追随を許さないレベルなので、タイミングを見てぜひ検討していただきたいブランドです。

Berwick

こちらもコスパの良さで評判の、スペインの革靴ブランド『Berwick』

特にマッケイ製法の靴は2万円台中盤で購入できるんで、マッケイ製法で十分という方にはかなり良い選択肢の革靴ブランドです。

グッドイヤーウェルト製法の靴でもモデルによっては2万円台にギリ収まるくらいの価格なんで、やはりコスパの良さが光ります。

革靴のラインナップが非常に豊富、かつグッドイヤー・マッケイ製法の靴がそれぞれ用意されているので、とにかく選択肢が多いのがいいところ。

イタリア・フランス・イギリスの雰囲気を融合させたようなデザインとコスパ、それらのバランスの良さがBerwickの魅力です。

42nd Royal Highland

革靴のセレクトショップ『42nd Royal Highland』のオリジナルブランド。

こういったショップオリジナルのブランドって質がイマイチなことが多いんですが、ここは別。

革靴フリークも唸るほど綺麗で、デザイン性が高いのが特徴です。

革靴のバリエーションも豊富で、高級路線からビジネスマン向けの履き心地を考慮したラインナップなど様々。

高級路線を選ばなければ、グッドヤーウェルト製法で2万円台に収まるモデルもあるんで、革靴への予算を抑えたい方にもオススメできます。

惜しむらくは、店舗が代官山と銀座にしかなく、実物を見られる機会がなかなかないという点でしょうか。

しかし地方からわざわざ訪れるくらいのファンもいるブランドなので、革靴選びの際はぜひ頭に入れておいて欲しいブランドです。

42nd Royal Highland(フォーティセカンド ロイヤルハイランド)

London Shoe Make

『London Shoe Make』はインドで革靴を生産するブランド。

このブランド、グッドイヤーウェルト製法を採用しているにもかかわらず、価格が1万円〜とメチャクチャに安い

これまでご紹介した「コスパがいい」とされてきたブランドですら2万円〜なので、その価格の異常性は伝わるんではないでしょうか。

「海外で作ってて質が悪いのでは?」なんて思われる方もいらっしゃるかもですが、ロンドンシューメイクでは日本で検品作業をちゃんと行っているんで、品質に関しては問題ないんですね。

なので、「とにかく価格を抑えてしっかりした造りの革靴が欲しい」という方にはオススメなブランド。

ただ1点伝えておくとすると、ぼくが実際に履いてみた感想としては「履き心地は結構硬い」印象でしたので、その点重視する方にはもしかしたら合わないかもですね。

まぁでも、1足目に選ばないにしろ、ローテーション用として2足目に購入する、とかもアリかもです。

Schonheit

『Schonheit』は革靴の老舗メーカー「東立製靴」が手がけるオリジナルブランド。

知名度的にはこれまでご紹介してきたブランドには劣るものの、コスパの良さに関しては抜きん出てています。

まず、オーダーシューズが3万円から作れちゃうという価格破壊っぷり。通常であれば7万〜くらいでも不思議はありません。(しかもパターンオーダーでありながら、カスタムできる範囲がとてつもなく広い)

さらに、既成靴になると、グッドイヤー製法の革靴が1万円台で購入することができます。

先述のロンドンシューメイクも同じくらいの価格帯なんですが、こちらは日本のブランドという安心感がありますね。

ただ惜しむらくは、購入経路が非常に限られているということ。

工場に行って直接購入するか、Yahooショッピングで購入するか、が主な購入方法になりますので、実物を見る機会が非常に限られているのが唯一の残念ポイントかなと。(まぁだからこそこの価格が実現できているのかもしれませんが)

ただ通販後のサイズ変更は可能みたいなので、ぜひ候補にあげて欲しいブランドです。

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