『NAOT』のメンズサンダル「ツンドラ」購入レビュー|履き心地、ふっかふか

最強のサンダル、見つけた
今年の夏に向けて、新しいサンダルを購入しました。
『NAOT(ナオト)』のメンズサンダル、「ツンドラ」というモデルです。


驚いたことに、これまで履いてきたコンフォートシューズの更に上をいく履き心地でした。
シューズブランド『NAOT(ナオト)』について
『NAOT』はイスラエル発のシューズブランド。


ヘブライ語で「オアシス」を意味するそうな。
響き的に日本のブランドかと思ってましたが、違ったみたい。
いわゆる「コンフォートシューズ」に分類されるブランドでして、"まるで砂の上を素足で歩くかのような"と言われる優しい履き心地が人気の秘訣。
レザー素材の靴がメインで、エイジングを楽しめるのも『NAOT』の魅力です。
ユニセックス展開ではありますが、メインはレディース向けだと思います。
東京の蔵前に直営店があるのでそちらに伺ったのですが、レディースの棚が7割くらいの印象でした。(羨ましい…)


直営店は奈良と愛知にも。
取扱店舗については以下リンクからどうぞ。
『NAOT』の定番サンダル「ツンドラ」レビュー
ぼくが購入したのは、メンズサンダルの「ツンドラ」というモデルになります。


たぶん、ずっと定番で出されているモデル。
商品スペックは以下の通り。
| 商品名 | TUNDRA(ツンドラ) | 
| 価格 | ¥22,000(税込) | 
| サイズ | 40〜44(メンズサイズ) | 
| 素材 | アッパー:牛革 インソール:豚革(スエード)  | 
| カラー | Crazy Horse(オイルドレザー) Matt Black(スムースレザー)  | 
2色あるカラーのうち、ぼくは安定のブラックを選択しました。


実は手持ちの靴の中でつま先が出る靴がなかったんですけど、ここ数年の夏は猛暑過ぎましたので、「涼しく過ごせるサンダルが欲しいなぁ」と思ったのがきっかけ。
レザーサンダルといえば『ユッタニューマン』が鉄板の選択肢っぽいですが…ちょっと人気過ぎるのと、硬くて足が血まみれになりがち。。という点で候補から外しました。
あとは『ビルケンシュトック』の「チューリッヒ」とかも考えたんですけど、なぜかチューリッヒはスエード素材ばかり。エイジングも楽しみたかったので、これも候補外。
こんな感じで探していって、ぼくの好きなシューズブランド『DANSKO』と比較されていた『NAOT』というブランドを発見したのでした。


エイジングを楽しめるアッパー
形としては一般的なスライドサンダル。


しかしアッパーの面積が広く、甲をしっかり覆うデザインになってるので、履き皺などエイジングを楽しめるデザインになっています。
『NAOT』は公式サイトで革のエイジングを紹介されています。革好きとしてはこれはたまらん…(↓こちらはツンドラではなく、レディースの「シシリア」というモデル)
どうやって育てていこうか、と悩む時間も革靴の醍醐味ですね。
ふわっふわの履き心地
そして『NAOT』のウリは、なんと言ってもその履き心地。
インソールが超〜ふっかふかなんです。


見ていただければ分かるとおり、指で押すとインソールがぷにっと沈み込むんですよ。
これに足を乗せたら…もう!
モッチリと足に吸い付く感覚が本当にヤバい。
このインソールの形も、人間工学に基づいて設計されていて、
- しなりの良い足先部分が、足を蹴り出す力をサポート
 - アーチ状の立体的な構造が、土踏まずをサポートして歩行時の負担を軽減
 - 深いくぼみで踵を安定させる
 
など、とにかく足への優しさに溢れた靴となっています。




インソールを簡単に取り外しできる
残念ながら、ふわふわの履き心地も履き続けているとカチカチに硬くなるのは避けられません。
しかし『NAOT』が素晴らしいのは、インソールを簡単に取り外しできて、インソール単体で新品と交換できること。




"サンダル+人間工学なインソール"といえば『BIRKENSTOCK』が浮かびそうですけど、あちらはインソールをこんな簡単に交換できないですからね。『NAOT』の大きな優位点。(サンダル以外でも、取り外し可能なモデルもあります)
汚れたら拭いて洗ったりはすると思うんですけど、「すぐ新品に交換できる」ってのは精神衛生的にすごく良いです。
また、インソールの下に更に中敷を入れてサイズ調整できる、という裏技もあるんだとか。インソールが沈んでサイズがぶかぶかになっても対策できるんですねー。(↓こういうやつとか)
「全ての靴がこんな風にインソール取り外しできるようになればいいのに…」なんて思っちゃうくらい便利です。
革以外まるごと修理できて、長く履ける
こちらの「ツンドラ」はアッパー革をソールに縫い付けている造りで、革以外のパーツがまるごと交換可能となっています。


つまり、ソールをいくら消耗しようとも、自分が育てた革はずっと生かし続けられます。
エイジングして愛着が沸いた靴、長く付き合いたいですもんね。(※モデルによってはまるごと交換まではできないかもです)
『NAOT』の靴のサイズ感
いちメンズの体験ですが、『NAOT』のサイズ感についてもお伝えしておきます。
スニーカーだと大体27.5cmくらいを選ぶぼくですが、『NAOT』の靴ではサイズ43になりました。


ただ、ぼくは左足の方がハーフサイズくらいデカいんで、右足に合わせた場合はサイズ42でよさそうでしたね。(本当に難儀な足です…)


小さい方の足に合わせちゃうと、大きい方が窮屈になって健康被害が出ちゃうんで、いつも大きい足(左足)に合わせております。
実際に履いてみると以下のような感じ。








これは新品の状態なので、履き続けるともうちょっと馴染んでつま先が前にいくかなーって感じ。
やはり左足はちょうど良さそうですが、右足はまぁまぁゆとりありそう。ぼくの右足に近い方はサイズ42がオススメです。
参考になれば幸いですが、靴に関しては試着するのが一番。
もし「遠方で試せる店がない!」という場合は、公式オンラインショップで試着サービスもやってるようなので、そちらをご利用いただくのもおすすめです。
お手入れや修理について
革靴といえばお手入れ。
長く履き続けるために、適切なケアが必要です。
いただいた冊子の中にお手入れ方法も記載されていましたが、「汚れ落としと保湿」という、特別なことはない基本的なお手入れ方法でした。




ちなみに『NAOT』で推奨されているクリームとしては、ツヤを出したいなら「ラナパー」、マットに仕上げたいなら「デリケートクリーム」とのこと。
ぼくの場合は、愛用しまくっているCollonilのシュプリームクリームDXを塗ることにします。


以前にも記事で紹介しましたが、革が柔らかくなってツヤが出るのが特徴。
これをいつも通り、履き下ろし前のお手入れとして塗っていきます。












このあと、今までは履き皺を入れる儀式も行ってたんですが、今回はやめておこうかと。履いて自然につく皺を楽しむつもりです。
『NAOT』の靴を履き続けていく上で注意すべき点は以下とのこと。
- 2〜3週間は慣らし履きして、ゆっくり足に馴染ませる
 - 毎日は履かず、お休みの日を作る
 - 雨の日の着用はなるべく避ける
 - 汗や水に濡れると靴下やボトムスに色移りするので注意
 
また、修理についても柔軟に対応してくれるみたい。
修理メニューは以下の通り。
何か困ったら相談してみることにします。
| かかと | すり減ったかかと部分に、ラバーを継ぎ足して補修する | 両足 ¥2,900(税抜) | 
| 前底 | すり減った前底部分に、ラバーを継ぎ足して補修する | 両足 ¥3,150(税抜) | 
| オールソール交換 | 新しい靴底と丸ごと交換する | 両足 ¥10,000(税抜) | 
| インソール交換 | 取り外し可能なシリーズで、新しいインソールと交換する | 両足 ¥4,000(税抜)〜 | 
| マジックテープ交換 | 粘着力の弱くなったマジックテープを新しいものと交換する | 1ヶ所 ¥2,350(税抜)〜 | 
| かかとのすべり革 | 摩擦で破れてしまった、かかとの内側の革を張り替える | 両足 ¥4,000(税抜)〜 | 
| 金具交換 | ベルトの留め具が外れてしまった場合、新しい金具と交換する | 1ヶ所 ¥300(税抜)〜 | 
まとめ:『NAOT』沼、ハマるかも…?
以上、『NAOT』のサンダル「ツンドラ」のレビューでした。
- 涼しげなスライドサンダル
 - 履き心地が最高
 - エイジングを楽しめる
 - インソールが簡単に交換できる
 - 修理のサポートも手厚い
 
ぼくが求めていた要素が詰まったサンダルで、本当に出会えて良かったなぁと。夏が楽しみ〜。
これをきっかけに『NAOT』の他の靴も気になっておりまして、ビジネスシューズとかで検討してるところ。(この履き心地を職場で味わえるとか、きっと最高)
「革靴でも履き心地を重視したい」という方なら、きっとハマるブランドだと思います。
















