このブランドのデニムが良かった
先日、Scyeのワイドデニムを紹介する記事を書きました。

こちらの記事の終わりに話した通り、Scyeのワイドデニムに行き着くまでに色んなブランドのデニムを見てきました。
もちろん、その中でも良いと思えるブランドは沢山あったわけです。
在庫が残ってなさそうな商品を紹介した後ろめたさもあり…
「ぼくが見てきたものが、前回の記事でワイドデニムに関心を持った方の参考になれば」と考えています。
そんなわけで今回は
「ぼくがデニムを購入するまでに見つけた、良い感じのデニムブランドを紹介しますよ」
という趣旨の話です。
TEXT(テクスト)
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TEXT(テクスト)はぼくの大好きなブランド、MARKAWARE&markaのデザイナーさんが新規展開したブランドです。
オーガニックな天然素材とサスティナブルを前面に押し出した、上質な造りの服が特徴。
素材への拘りを謳っているブランドはいくつも見てきたつもりですが、正直TEXTの服はその中でも頭一つ抜けてる印象ですね。
実物触ったら、その生地感の良さに思わず笑っちゃうほど。
そんなTEXTは立ち上げ時からデニムアイテムをブランド定番で展開しています。
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このブランドのデニムの大きな特徴は、環境への配慮から本藍染めを採用していること。
一般的なデニムはインディゴ染なので、一味違った色落ちを楽しめます。
(先日紹介したScyeは、藍とインディゴとの混紡という点で異なる)
TEXTのデニムパンツにはスタンダードタイプやワイドタイプなど何種類か形があるんですが、中でもぼくはクリースタイプが好きでした。
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ぶっちゃけ、Scyeのデニムを見つけるまでは完全にこのデニムを買うつもりでした…
明暗を分けたのは、TEXTはストレートかつスッキリ目のシルエットで、テーパードがそれほどかかってないこと。
個人的にテーパードがかかってるワイドなシルエットが好みなので、「ぼくの服とはちょっと合わせ辛そうかな?」と思っていたところにScyeのデニムを見つけたのでした。
TEXTのデニムは13.5オンスと、デニムでは標準的な厚み。
しかし、試着したときにはノンウォッシュということもあり結構固めの着心地だった覚えがあります。
ここでは書ききれないくらい拘りが詰まったデニムなので、是非一度、公式サイトをチェックしてみて欲しいですね。

Harvesty(ハーベスティ)
ハーベスティはパンツアイテムが中心の日本のユニセックスブランド。
(でも商品ラインナップから恐らく女性がメインターゲット層かな?)
このブランドのアイコン的存在として、サーカスパンツという形のパンツが挙げられます。
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その名の通り、サーカスのピエロを彷彿とさせる極端なバルーンシルエット。
ですが、日常着としてもギリギリ浮かない、くらいの絶妙なバランス感が素晴らしい。
レディースが着てるとハチャメチャに可愛いです…
メンズが着るには難しく見えますが、試着した感想として「意外といけるな…」でした。
こちらハーベスティは、デニムの聖地である岡山児島に店舗を構えています。
そうなれば、当然デニムもラインナップされてますよね。
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先述のサーカスパンツほどで無いにせよ、ブランドらしい丸みある形。
オンスは13.5オンス。
このデニムはゴムで絞ることが出来るので、見た目とは裏腹に意外と体型を選ばずに着用できます。
他にもシルエットが様々用意されてるので、きっとお気に入りの形が見つかるはず。
勿論、サーカスパンツのデニムタイプもあり。
これも非常に良い。そそる、憧れる…
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ポップアップショップで試着したことがありますが、デニムの造りとしても十分良質で好印象でした。
また、ドメブラの中では価格もお手頃なのも魅力的。
(ほとんど¥20,000を切る価格)
ハーベスティのデニムの購入は見送ったものの、このブランドのパンツの形は大好物なので定期的にチェックしていこうと思っています。

FIRMUM(フィルマム)
FIRMUMは大阪発祥のユニセックスブランド。
2015年にNO CONTROL AIR(ノーコントロールエアー)の派生として新しく展開されたそうな。
ユニセックスブランドらしい、全体的に柔らかい雰囲気でゆったりしたシルエットの服が多いです。
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化学繊維と天然繊維の使い方が工夫されていて、ドメブラにしては価格が抑えられているのも大きな魅力。
「セレオリからステップアップして、分かりやすいビッグシルエットを楽しみたい」という方には真っ先にオススメできそうなブランドです。
そんなフィルマム定番のワイドデニムも、なかなか特徴的で惹かれるものがありました。
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13オンスとスタンダードな厚みで、高級綿であるスーピマコットンを使用してツヤ感ある生地。
腰・内腿から外に広がって曲線を描くような丸いシルエットは他ブランドでは見ない形です。
(先述のHarvestyのパンツとはまた違った見え方ですね)
女性が着ると可愛らしく、男性が着るとカッコ良く見えるという不思議なデニムでした。
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ただ、自分にはサイズ感が合わなかったのと、特徴的な形ゆえに難易度が高そう、という印象でした…
しかし、ハマる人はめちゃくちゃハマるデニムだと思うので、是非一度試してみてほしいブランドです。

HATSKI(ハツキ)
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HATSKIは2016年にスタートしたデニム中心の国産ブランド。
今回紹介する中で唯一試着したことがないブランドです。
一回試着しようと中川政七商店に足を運んだことがあるんですけど、レディースサイズの展開しか無くて断念したのでした…悲しい。
関東では取扱店舗があまり無くて、なかなか実物を見る機会もなく…
それでずーっと気になっているブランドの一つなんです。
このブランドのデニム、悪い評判を聞いたことがないんですよね…
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HATSKIのホームページを覗いてみると、「温度のある服」というキャッチフレーズが目に入ります。
作られる服には温度があるから、デザインは普通で良い。
そんな意図をぼくは読み取りました。
なのでHATSKIのデニムは、一見すると非常にシンプルなルックスになっています。
しかし、良い服というのはシンプルでも自然と違いが分かるもの。
このブランドを見つけてから色々調べてたんですが、HATSKIのデニムの着画は不思議とどれも魅力的にみえたんです。
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シンプルで素朴な佇まいながらも拘りが見えるデザインは、流行のブランド「YAECA」のデニムになんとなく通じるものを感じました。
しかしHATSKIとYAECAの最も大きな違いは、その生地の厚さ。
HATSKIは15.6オンスとなかなかにヘビーな生地を採用しています。
きっとデニム愛好家も納得の本格的な履き心地。
(ちなみにYAECAは13〜14オンスとか。履いたことありますがこれでもなかなか固めだった気が…)
シンプル、
本格派、
ちょっと人と違うものを持っていたい。
そんな方には、HATSKIのデニムはなかなかオススメできそうです。
(というか、調べてたらどんどん欲しくなってきた…)

ワイドデニムは一家に一本
今回4つのブランドを紹介してみましたが、全て定番でワイドデニムを展開しているブランドに絞りました。
なので、急いで買わずともじっくり選んでいただけるかなーと思います。
定番に絞らなければ、もっと色んなブランドを見てきたし紹介できるんですけども。
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キリが無くなっちゃうので、今回は一旦このあたりで。
しかし、こうやって見返してみると、メジャーどころとはまた違った魅力を持ったラインナップになってくれたかな、と思います。
最高の1本と出会うための、デニム選びの参考にしてみてくださいね。

以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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