ダンスコのプロフェッショナルを履き続けたメンズが、その魅力を伝えます


履きやすく、健康にも良い万能靴です
今回はぼくが愛用しているクロッグ靴、「ダンスコ プロフェッショナル」をレビューします。


スポッと履けるクロッグながら「足の健康にも良い」と評判のこちら。
それ以外にも、ぼくが履き続けてきて分かった魅力がたくさんあるので、それをしっかりお伝えしていきますね。


『DANSKO(ダンスコ)』とは?


『DANSKO(ダンスコ)』は、Mandy Cabot氏とPeter Kjellerup氏が創設したアメリカのシューズブランド。
お二人とも元は馬の調教師で製靴には携わっていなかったらしいのですが、デンマークに馬を買い付けに行った際、靴屋で見つけたクロッグを気に入ったのがきっかけ。それをアメリカで販売し始めたのが『DANSKO』の始まりでした。
ダンスコの靴の特徴
ダンスコの特徴は、何と言っても足の健康を考慮した「コンフォートシューズ」であること。
その履き心地は、APMA(アメリカ足病学医学協会)にも認定されております。
立ちっぱなしでも「疲れない!」と評判で、医療系などの仕事靴としてオススメされているほど。
また、履き心地だけでなくデザインも特徴的。
装飾などはなくシンプルながら、ボリュームある靴底とぽってりとした丸み。一目で「ダンスコだ!」と分かりますね。
見た目・機能性どちらも備わってるダンスコは、多くの人に愛される靴となっています。
ダンスコの定番モデル
ダンスコにはモデルが多く存在しますが、その中でも「定番」と呼べそうな3モデルについて触れておきます。
選び方としては、以下のように考えるとOKだと思います。
- いろんな色や素材から選びたい!
→プロフェッショナル - 履き心地をより重視したい!
→プロフェッショナル XP - サンダルくらい楽に履きたい!
→イングリッド
履き続けてわかった、ダンスコの魅力
ぼくが愛用しているのは、ダンスコの中でもド定番のモデル「プロフェッショナル」。


ざっくりとした仕様は以下の通りです。
価格 | ¥24,000 |
素材 | オイルドレザー |
サイズ | 43(36-45ユニセックス展開) |
ヒール高 | 約5cm |
重量 | 430g |
こちらを履き続けてきて、「素晴らしい!」と思ったポイントをお伝えします。
- 様々なコーディネートに馴染んでくれる
- 厚みがあるソールで身長が盛れる
- 丈夫で履くシーンを選ばない
- 履き心地がよく、疲れにくい
様々なコーディネートに馴染んでくれる
本当に不思議なんですけど、、
この靴、合わせる服装を選ばないんですよ。


シンプルでカジュアルな服装には当然合いますし。


テーラードジャケットのセットアップなんかもいけちゃいそう。


スーツ着用の職場でダンスコ履いてたこともあるんですけど、「それ良いですね〜」って褒められたことなんかもありますね。
レディースファッションはもう抜群。
履いてる女性は無条件で好きになっちゃう。


もはや「合わせられない服装ないのでは?」と思っちゃうくらい。(↓レストランの制服なんかにも合うね)
ダンスコはレディース向けなイメージが強そうですが、メンズでも全然いけちゃいますよ。
履き心地がよく、疲れにくい
ダンスコの売りは何といっても、その履き心地。
土踏まずのアーチに沿った形状が、気持ちよく足にフィットしてくれるんです。




足を入れると本当に包み込まれるような感覚で、履いてるだけで疲れが取れそうな。。買い物で長距離を歩くときなど重宝してます。
立ち仕事の方なんかには「疲れない!」と特に評判みたいなので、職場のドレスコードが許すならオススメです。
丈夫で履くシーンを選ばない
履き心地・デザインを備えているダンスコですが、機能性までも抜群。
オイルドレザーのアッパーは、丈夫で撥水性があるので、多少の悪天候ならいけちゃいます。


そして靴底もグリップが効いているので、ラフなシーンもOK。


コンフォートシューズでありながら、どんな場所でも連れて行ける、非常に頼り甲斐のあるやつなんです。
レザーのエイジングを楽しめる
ダンスコのアッパーはオイルドレザー(牛革)なので、履き続けることでエイジングを楽しむことができます。


ぼくのダンスコも履き始めて約3年、良い感じに味が出てきましたね。
もともとマットな質感だったのがクリームで光沢が出てきて、波打つ履き皺も良い感じ。愛着沸きまくり…これだから革靴は大好きです。
サンダル感覚で履ける
こんなに魅力だらけなのに、クロッグデザインなのでサンダル感覚でスポッと履けちゃうんですよ。


- 履き心地は最高。
- デザインも良い。
- 雨や悪路もOK。
気軽に履けちゃうクロッグでこれは、、考えるほど非の打ちどころがないな、と…
この靴を履くことに、心のハードルが何もないんです。
ダンスコのサイズ感と選び方
ダンスコの履き心地を存分に楽しむためには、ちゃんと自分の足に合ったサイズを選ぶことがとても重要です。
青山にあるダンスコの直営店「dansko en…」でサイズ選びについて教わった内容をここで共有します。(ダンスコ専門家の意見なので間違いないと思います)
ダンスコのサイズ選びは、以下2点を意識すると良いそうな。
- 甲がしっかりとフィットすること
- つま先が当たっていないこと
前提として知っておきたいのが、ダンスコは甲にフィットさせて履く靴であること。
普通の靴は紐で縛ったりしてサイズを合わせるので、その感覚でサイズを選ぶと大失敗します。
踵はスポスポ抜けちゃいますが、そういう靴なのでご心配なく。


また、甲がいくらフィットするからといってつま先に余裕がないサイズを選ぶのはダメ。必ず指先が動かせるサイズにします。
「甲がちょっとキツい…」くらいなら履き続けるうちに革が伸びてフィットするんですが、つま先は革が伸びることがないので、ここだけは余裕を持たせないといけないのです。
で、ぼくの場合は、上記のような選び方でサイズ43となりました。(スニーカーだと27.5とかを選ぶことが多いです)
ぼくの足サイズは以下のような感じ。


右足はサイズ42がよかったんですが、ぼくは左足だけハーフサイズくらい長いのでそっちに合わせるとサイズ43になったんですね。
しかしそうすると甲のフィット感が弱くなってしまったので、クッションとテープで甲に厚みを持たせる調整を直営店で行ってもらいました。(無料でした)


「ジャストサイズがない!」という方は、ぼくのように甲を調整して履く方法もありますので、ご参考にどうぞ。
ダンスコのお手入れ&修理について
ダンスコのエイジングを楽しむためには、お手入れや修理が必要不可欠。
その方法も直営店でしっかり教わってきたので、ここで共有いたします。
お手入れはブラッシングと保湿で
ダンスコのお手入れは割と簡単で、基本はブラッシングと保湿だけ。
ブラッシングはお手入れの基本。
埃や汚れを取るためですね。
埃落としは毛が柔らかい馬毛ブラシがオススメです。




保湿は革のヒビ割れや傷などを防ぐため。革も人間と同じで、クリームなどを使わないと乾燥でお肌が荒れちゃうのです。
直営店ではミンクオイルでOKのことでした。
…が、ミンクオイルは塗る量が難しく、すぐギトギトになって好きではないので、ぼくはコロニルの1909シュプリームクリームDXを使っています。


多くの種類の革に使えるし、
スッと馴染んでくれるので扱いやすいのがお気に入りポイント。1個持っておくと便利です。


ちなみに、ダンスコは革製なのでシューキーパーを使いたくなりそうですが、ダンスコはシューキーパー不要とのこと。(甲が伸びちゃってフィット感が変わるのが理由かな?)
ぼくも普段はシューキーパーは入れてませんが、クリームを塗る時だけバネ式のシューキーパーを使ってます。(履き皺を伸ばすため)




修理は自分だとちょっと難しい…?
靴と長く付き合うためには修理も必要…なんですけど、、ダンスコのほぼ唯一?の欠点として「修理面のサポートがちょっと弱い」点があります…
というのも、アウトソール(靴底)やパイピングの交換は「アメリカ本社の方針できない」という記載が公式ページにあるんです。。(↓公式から引用)
※インソール・アウトソールとも、アメリカ本社の方針により修理は行っておりません。申し訳ありませんが、お客様ご自身で修理なさってください。danskoの靴底は滑べりにくい加工がしてあるため、修理されると滑り止めの効果が激減するのであまりおすすめはしません。
https://www.dansko.jp/faq.html
なので、履けなくなるまでボソールが削れる前に、自分である程度カバーしておくのがオススメ。
そこで使うのが「シューズドクターN」という商品。




実際にぼくもこの修理方法を実践しておりまして、別記事で解説してますのでよければ合わせてご覧ください。
もしこの方法でもカバーできないくらい摩耗したら、場合によっては修理可能とのことなので直営店やお近くの靴修理屋さんにご相談ですね。
まとめ
以上、ダンスコ プロフェッショナルについて熱く語ってきました。
今回の内容をまとめると以下の通り。
- 履き心地最高で疲れにくい
- 合わせるコーディネートを選ばないデザイン
- 多少の雨やアウトドアもいける
- サンダル感覚で履ける
- サイズ選びが超重要。甲とつま先で選ぶ
- お手入れも大事。基本はブラッシングと保湿
- 修理面のサポートは弱いが、靴修理屋さんに持って行けばやってもらえるはず(箇所によっては自分でも可能)
改めて、本当に超万能だな、と…
近所履きに、
街の散策に、
立ちっぱなしの仕事に、
ちょっとしたアウトドアに。
ダンスコを履けないシーンの方が思い浮かばないくらい。。この万能さは是非味わってみてほしいですね。



以上です。
ご覧いただきありがとうございました。
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