ティファールのアクセススチームピュアをレビュー|最強の衣類スチーマー

アクセススチームピュアアイキャッチ画像
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これがティファール"最強"

ぼくは清潔感を大事にしているので、外出する前には必ず服にスチーマーを当てて皺を伸ばしています。

その際、ぼくは『T-fal(ティファール)』の衣類スチーマーを愛用しているのですが、この度そのティファールから新しい衣類スチーマーが発売されました。

それがこちら、

アクセススチームピュアの置き画

アクセススチーム ピュア』という、発売ホヤホヤの新商品。

「これぞ最強」と呼べるスペックの衣類スチーマー、実際に使ってみた様子や従来モデルとの比較など、徹底的にレビューしていきます。

新モデル『アクセススチームピュア』 スペック

『アクセススチームピュア』は2021年9月1日に発売された、ティファールの最新衣類スチーマー。

アクセススチームピュア新品の箱

Twitterで宣伝もされておらず、なんかすごくコッソリ発売されてた感ありますが、ティファール信者のぼくは敏感に匂いを嗅ぎつけて即購入。

"ピュア"と可愛らしい?名前がついているものの、中身は超イカつい最強スペックの持ち主で、フラッグシップ的なモデルだと思っていいでしょう。

スペックを書き出しておくと、以下の通り。

項目内容
価格¥18,700
立上がり時間25秒
スチーム量平均22g/分
定格消費電力1400W
サイズ幅13×長さ17×高さ28(cm)
重量約1100g(水タンクが空の時)
水タンク容量200ml
連続運転時間約9分

やはり特筆すべきはスチーム量。

「平均22g/分」という数字だけ見てもピンと来ないかもですが、有名なPanasonicのスチーマーは「平均11g/分」とかなので、その2倍のスチーム量なんです。

"スチーム量≒皺の伸ばしやすさ"みたいなものなので、衣類スチーマーとしての性能は業界ナンバーワンクラス。

本当にすぐ皺が伸びて快適なので、ティファールを使うと他メーカーを選ぶ気が無くなるんですよね〜。

また、強力が故に「ウイルス除菌・除去効果」や他メーカーが謳えていない「殺ダニ効果」などもあり。

清潔さが求められるこのご時世では非常に嬉しいポイント。このスチーマーを選ぶ理由の一つになりそうです。

開封&中身紹介

何はともあれ、実物を開封しながら更に細かいポイントを見ていきましょう。

開封。
どんな製品でもこの瞬間はワクワクしますね。

アクセススチームピュアの箱を開ける

開けてみたらこんな感じでした

アクセススチームピュアを開封した後

同梱品はこんな感じ。

アクセススチームピュアの同梱品

従来のモデルよりも付属品が多くなっていて、初めて目にするものばかりでした。

本体の詳細スペック

ブルーとホワイトを基調としたデザインです。

アクセススチームピュアの色とデザイン
第一印象は「なんか宇宙っぽい」

サイズはこんな感じ。

アクセススチームピュアのサイz

重量は以下の通り。

アクセススチームピュアの重量

相変わらずティファールは他メーカーに比べて大きい&重い。好き嫌いが別れそうです。

スチーム面のかけ面はアルミニウムのセラミックコーティング。

アクセススチームピュアの掛け面

電源ボタンはここ。

アクセススチームピュアの電源ボタン

スチームを出すトリガーはここ。

アクセスチームピュアのトリガーボタン

トリガーボタンを2回素早く押すとロック状態になって、一定時間スチームを出し続けます。

アクセススチームピュアのトリガーロック方法

スチームが出る量を選ぶモードボタンはこちら。

アクセススチームピュアのモード選択ボタン
  • デリケートモード(弱)
  • ターボモード(強)
  • ジェットモード(最強)

と、3つのモードから選択可能

「ジェットモード」は本機から新しく追加されたもので、ターボモードのボタンを長押しすると数秒間最強スチームが出ます。(連続使用不可で終わったら元のモードに戻る)

アクセススチームピュアの新機能ジェットモード

給水部分はこのように外します。
今までのティファールと違う方式ですね。

アクセススチームピュアの給水ドッグ

で、給水する時はこの穴から。

アクセススチームピュアの給水口

電源ケーブルは3mとかなり長め。一人暮らしくらいなら電源の場所には困らなそう。

アクセススチームピュアの電源ケーブル

同梱品の詳細

一通り本体を見終わったところで、他の付属品も見ていきましょう。

素材の上をスムーズに滑らすことができる「ベルベットパッド」

アクセススチームピュアのベルベットパッド
アクセススチームピュアのベルベットパッドのズーム写真

ホコリや細かい毛取り、裏面(白色)を使って繊維に入り込んだ目に見えない細かいチリ取りができる「クリーンパッド」

アクセススチームピュアのクリーンパッド
クリーンパッド(青)のズーム写真
アクセススチームピュアのクリーンパッド(白)
クリーンパッド(白)のズーム写真

クリーンパッドはリバーシブル仕様になっています。

クリーンパッドのリバーシブル仕様

シルク等のデリケートな素材に使用する「スチームボンネット」

アクセススチームピュアのスチームボンネット
スチームボンネットの香り付けタブレット

スチームボンネットに差し込むことで服に香り付けができる「香りづけタブレット」なるものも付いてました。

アクセススチームピュアの香り付けタブレット

タブレットを入れるだけだと香りはつかなくて、中に入っているスポンジにフレグランススプレーなどをつける必要があるみたいですね。アロマオイルなどは不可とのこと)

香り付けタブレットのスポンジ

衣類スチーマーでこんなの初めて見たので新しい試み。

で、上記のパッド類を収納できるパッドケース。地味に嬉しい。

アクセススチームプラスのパッドケース
パッドケースにパッドを入れる画像

これだけパッドが多いのは他メーカーにもないので、「ピュア」の大きなメリットでしょう。

ちなみに、パッド類はマグネットでくっ付くようになっていたので、取り外しが非常に楽ちんです。

アクセススチームピュアのパッドはマグネット仕様

『アクセススチームピュア』実際に使ってみた

では、実際に使ってみます。

スイッチオン。

アクセススチームピュアの電源ボタン

ボタンが点滅→点灯になったら使用可。
25秒後に「ピーッ」と鳴って知らせてくれました。早い。

アクセススチームピュアのボタン点灯

まずはスチームの弱い「デリケートモード」で試してみます。

スチームを出したらこんな感じ。
さすがに威力は割と弱め。

アクセススチームピュアのデリケートモードのスチームGIF

お次は「ターボモード」を試してみます。

分かり辛いですが、使ってみた感じは結構スチーム量違います。

アクセススチームピュアのターボモードのスチームGIF

そして本機種から搭載された「ジェットスチーム」

ターボモードボタンを長押しすることで3秒間続くジェットスチームを出すことができます。

アクセススチームピュアのジェットモードのスチームGIF

伝わるか分かんないですが、威力凄過ぎてびっくりしました。

強力過ぎて服が吹き飛びそうな、、
もはや武器を持ってるみたいな感覚…笑

生地が厚い服の頑固な皺などに使うのが良さそうですね。

実際に服の皺を伸ばす

スチームの量が分かったところで、実際にスチームをかけてみることにします。

使うのは、以前購入した『MARKAWARE』のシャツ。

コットン100%でオックスフォード生地の肉厚な生地。

わざとバキバキな状態にしています。

シワシワのMARKAWAREの白シャツ

衣類スチーマーは基本的にターボモードしか使ってないので、今回もターボモードで。

アクセススチームピュアのターボモードをオン

パッドはいつもデリケート用のやつを使うので、この「スチームボンネット」を使います。

スチームボンネットを使用

コツは、しっかり裾を引っ張ってスチームをゆっくりしっかり当ててること。

この方法が一番皺が伸ばせる気がするんですよね。

アクセススチームピュアを使用するGIF

で、ビフォーアフター。

アクセススチームピュアの使用ビフォーアフター

うん、分かってましたがしっかり伸ばせました。

ティファールならこのくらい当然ですが(信者)、使ってみた感触としては今までのどのスチーマーよりも強力。

スルスル皺を伸ばしてくれて、使ってて気持ちいいですね。

他のパッド類は使わなそう…

今回はボンネットパッドを試しましたが、ぼくは正直他のパッド類は使わないと思います…

アクセススチームピュアのパッド類

埃取りとか「スチーム出しながらやることか?」って思っちゃうんですよね。

  • 埃をとった後パッド自体が汚れそう
  • 汚れたら買い替えなの?
  • ブラシとかテープ使った方が早くて効果ありそう

とかね。

しかも、電源をオンにして熱を持った後は一度オフにして1時間経ってからじゃないとパッドを交換できないらしいんです…

物理的には外せるので「火傷するから」ってのが理由だと思いますが、1時間待つとかは実用性的には無理がある。複数パッドがある意味がほぼ無い気がするんですけどね…

また、香り付けタブレットも個人的には微妙かなー、と。

スチームボンネットに匂い移りそうで「香りつけたく無い!」っていうとき困りそうだし、香り変えたかったらスポンジ買い足さなきゃいけないし。

アクセススチームピュアの香り付けタブレットは使わない

「これ付けるくらいなら安く欲しかったな…」ってのがぼくの感想。

とまぁネガティブ発言が多くなっちゃいましたが、あくまで入手後すぐの所見。使う内に良い発見があるかもなので、その場合はまた追記したいと思います。

従来モデル『アクセススチーム プラス』と比較

1個前のモデルである『アクセススチームプラス』も持っているので、せっかくなので比較することにしてみます。

ティファールの衣類スチーマーを比較

ただし、盛大に落としてちょっとだけ壊れていますが…一応問題なく動いてくれています。

アクセススチームプラスを落として割れた画像
中身剥き出しだけど動く

これも新機種を待ち望んでいた理由の一つだったというね。。

表で仕様を比べてみると以下の通り。

ピュア(新型)プラス(旧型)
価格¥18,700¥13068
立上がり時間25秒40秒
スチーム量平均22g/分平均20g/分
ワット数1400W1200W
サイズ幅13×長さ17×高さ28(cm)幅13×長さ14×高さ28(cm)
重量約1100g約1220g
水タンク容量200ml185ml
連続運転時間約9分約9分

重量も軽い、
立ち上がりも早い、
スチーム量も多い、
水タンク容量も多い…

マニュアル上では完全に上位互換に見えます。

では実際のスチームの出方も比較してみましょう。

アクセススチームピュアのデリケートモードのスチームGIF
ピュアのデリケートモード
アクセススチームプラスのデリケートモードのGIF
プラスのデリケートモード

もしかしたら「プラス(旧モデル)の方がスチーム量多くね?」って思われるかも知れないんですけが、スチームの勢いが全っっ然違うんですよ。

「プラス」は全然前に飛ばずその場に止まってるんですけど、「ピュア(新モデル)」は勢いがあって前に飛んでいくという。

画面に収まってないだけで、スチーム量は「ピュア」の方が多いように感じました。

そしてそれを念頭に、ターボモードも比較。

アクセススチームピュアのターボモードのスチームGIF
ピュアのターボモード
アクセススチームプラスのターボモードGIF
プラスのターボモード

スチーム量はほぼ同じですが、やはり勢いは「ピュア」の方が強いですね。

スチーム量の差は「2g/分」ですが、実際使った感じ「ピュア」の方が皺が伸ばしやすい気がします。

そして何より、スペックは上がっているのに、重量は軽くなっているという点は最高。

アクセススチームのピュアとプラスの重量比較

比較した結果、「性能面ではピュアがプラスに劣っている点は無い!」という結論でよいかと思います。

まとめ:これは"買い"なのか?

ぼくとしては従来モデルが壊れたタイミングでパワーアップした新機種が購入できたので、非常に満足な買い物ができたなぁと。

がしかし、"これを他人にオススメできるか?"って話になると、現時点では「うーん…」って感じです。。

たしかにスチームの威力とか色々パワーアップしてるのは間違いないんですが、

  • スチーマーの性能は従来モデルで十分だった
  • 従来モデルなら6割くらいの価格で買える
  • パッド類など新しい付属品はそこまで使いそうにない

ってのが、ど〜しても引っ掛かる…

アクセススチームプラスとピュアのメリットデメリット比較
執筆時点の話

執筆時点では、「プラス」は楽天だと大体¥9,000くらい、「ピュア」は¥15,000くらいだから、パワーアップした点にその差額を払えるかどうか、って感じ。(安くない差額なので…)

ただ逆に価格以外は「ピュア」が全て勝っているので、今後もっと安くなればピュアを買った方が絶対に良いです。

なので、その時の状況とかご自身のスタイルに合わせて、今回お伝えした情報を参考に適切な選択をしていただければと思います。

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